横型多段冷却晶析装置

cooling disc crystallizer

CDC (Cooling Disc Crystallizer)は、オランダ GMF GOUDA 社から技術導入した横型多段の連続晶析装置で、国内外で多数の実績があります。

タンク晶析法に比べて、容積あたりの伝熱面積が大きく取れるため冷媒とプロセス液の温度差を小さくした状態で晶析することができます。 大きくて、高品質の結晶を得ることができ、後段の液分離工程の効率化が図れます。


装置概要

装置概要の画像1
装置概要の画像2

    <一般的なフローパターン>

  1. プロセス流体と冷媒を向流伝熱にできる
  2. 攪拌翼に装備されたワイパーにより、冷却面は常にクリーンな状態に保たれ、伝熱係数が大きく取れる
  3. 冷媒の温度分布を自由に制御できる
装置概要の画像3

<温度分布>

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主な特徴

  1. 準安定領域の操作となるため、核発生が無く結晶を大きく成長できる
  2. プロセス流体はプラグフローに近く、粒度分布がシャープに
  3. 装置体積あたりの冷却伝熱面積が大きく、能力を大きくできる
  4. 他のシステムと比較して設備投資額及びランニングコストが小さくできる
  5. 20年以上、60台以上の実績
  CDC タンク晶析
伝熱方式 向流伝熱も可 ジャケット伝熱
流動特性
プラグフロー 完全混合
伝熱面積
伝熱係数
過飽和度
コスト
体積
冷媒温度
メルト晶析
不適
粒度分布
シャープ ブロード
平均粒径

使用例

  1. 水溶液、有機溶媒晶析
  2. ホウ砂、硝酸カルシウム、クエン酸、硫酸銅、硫酸鉄、ぼう硝、塩化カリウム、 ペンタエリトリトール、塩素酸カリウム、硝酸カリウム、 酢酸ナトリウム、ソーダ、メタケイ酸ナトリウム、硝酸ニッケル、リン酸ナトリウム等


  1. メルト晶析
  2. パラジクロロベンゼン、アントラセン、ナフタレン、水、脂肪酸等

CDC結晶
CDC結晶
結晶の粒度分布がシャープで粒径が大きい
タンク晶析結晶
タンク晶析結晶
2次核が発生し粒度分布も広く粒径も小さい

その他

  1. 可動式パイロット実験設備を用意しております
  2. KCP(クレハ連続結晶精製装置)供給用の晶析槽としても最適
その他画像

※更に高純度の結晶を得たい時には、KCP(Kureha Crystal Purifier、クレハ連続結晶精製装置)をご利用ください。


■カタログ
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