VOC排ガス処理設備
GASTAKは、株式会社クレハが製造する球状活性炭(BAC)を使用し、流動床式吸着と移動床式脱着の組み合わせにより排ガス中のVOC(揮発性有機化合物)を吸着除去して液化回収する設備です。
GASTAKで回収したVOCは高品質のため、再使用または再利用が可能です。
概要 |
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主な適用実績 |
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クレハ環境独自の技術により、
排気ガス中のVOC成分を資源として液化回収します。
酢酸エチル回収状況
回収量:280kg/h
GASTAKは、株式会社クレハが製造する球状活性炭(BAC)を使用し、流動床式吸着と移動床式脱着の組み合わせにより排ガス中のVOC(揮発性有機化合物)を吸着除去して液化回収する設備です。
GASTAKで回収したVOCは高品質のため、再使用または再利用が可能です。
概要 |
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主な適用実績 |
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石油系ピッチを原料とし、球状に造粒した後に水蒸気賦活した活性炭であり、以下の特長を有します。
球状活性炭(BAC)
吸着塔内では、多段の流動床を形成し、各段毎に流動しながら各段の流下部から下段に移動していきます。
球状活性炭(BAC)は上向流のVOC排ガスと均一に接触し、ガス中のVOCまたは臭気成分を吸着します。
流動床を通過した浄化ガスは吸着塔の上部から大気中に放出されます。
2050年カーボンニュートラル宣言により、VOC排ガス処理でもCO2の削減効果が重要視されるようになりました。
GASTAKは、その独自の技術により他方式の設備に比べて、VOC排ガス処理におけるCO2排出量が大きく抑制されます。
その効果は、大気汚染防止と地球温暖化防止を両立した本質的な環境負荷低減につながります。
CO2排出量は、温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の国際的な算定基準として、Scope-1(事業者自らによる温室効果ガスの直接排出)、Scope-2(他社から供給された電気、熱・蒸気の 使用に伴う間接排出)、Scope-3(事業者の活動に関連する他社の排出)に分類しています。
加熱脱着の熱源である水蒸気の使用量が少ないため、設備運用にかかる経済的負担を軽減し、Scope-1に当たるボイラ燃料由来のCO2排出量を削減します。
球状活性炭(BAC)にリン酸を添着することでアンモニアの吸着量をアップ。アンモニアを吸着した活性炭は脱着塔で加熱されるとともに、キャリア蒸気により脱着。濃縮されたアンモニアガスとして回収され、再利用が可能となります。
GASTAKの機能説明
カーボンニュートラルに貢献するGASTAK
500基
半導体、機器洗浄、化学プラント他
457基
印刷(ドライラミ、グラビア印刷)
43基
設備導入:2023年
設備型式:30A-7P
対象ガス: | 化成品製造工程の 臭気成分の回収 |
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設備導入:2009年
設備型式:900SN+SSR
対象ガス: | トルエン、酢酸エチル、 IPA、MEK |
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設備導入:2019年
設備型式: | 1400SN+SSR+濃縮装置 |
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対象ガス: | 酢酸エチル2700ppm 溶剤回収量588㎏/h |
設備導入:2013年
設備型式:1400SN+SSR
対象ガス: | 酢酸エチル 溶剤回収量300㎏/h |
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設備導入:2007年
設備型式:600SN+SSR
対象ガス: | トルエン、MEK、 酢酸エチル |
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設備導入:2010年
設備型式:400SN(PFH)+SSR
対象ガス: | 酢酸エチル 溶剤回収量 130kg/h |
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