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資源を回収

クレハ独自の球状活性炭技術で、
アンモニアなど排ガス中の資源を液化回収。
限りある資源をリサイクルします。

GASTAK:導入事例

印刷会社A社
コストメリットの改善例

  • 装置納入事例

    課題

    GASTAKのコストメリット

    VOC排ガス処理設備の導入を検討するも、活性炭のランニングコストがネックで先行きが…。

    環境対応策を検討するプロジェクトに抜擢された技術部の担当社員は、連日情報収集に追われていました。実は、生産機の改良増設によりVOCが含まれる工場からの排気ガスが大気汚染防止法の規制対象となり、VOC排ガス処理設備の設置が必須となっていたのです。対策協議の結果、今回のケースではVOC排ガス組成が混合割合の少ない成分であることから、燃焼処理ではなく回収再利用が可能と考え、吸着材を使用したVOC排ガス処理設備の導入の検討を進めることにしました。

    しかし、排ガス中に含まれる微量な高沸点成分の影響によって、短期間で吸着材の吸着能力低下および定期的な交換が必要となり、ランニングコストが高額となることが判明。設備導入が行き詰まってしまいました。

  • 装置納入事例

    解決

    高温再生設備“SSR”が決め手

    回収設備を調査して行く中で、GASTAKに目が止まり、クレハ環境に問い合わせました。

    GASTAKで使われている球状活性炭(BAC)は球状で耐摩耗性や流動性に優れ、吸着能力が高く、高強度・高耐久性という点でも優れた特徴があることが分かりました。また、繰り返し使えるうえに、高温再生設備「SSR」を付帯することで吸着能力が長く持続することから、懸念だったランニングコストを抑えられることが分かりました。

    さらに他の設備とは違い、脱着ガスに窒素を使用しているため、排水が極めて少なく、純度の高いVOCの液化回収が可能な点も評価ポイントでした。
    検討の結果、担当社員は上層部にこれらの情報を報告し、正式にGASTAKの導入が決定しました。

化学製品製造業 B社
事前調査からテスト機を使用した例

  • 装置納入事例

    課題

    GASTAKのCO2削減事例

    B社では既設排ガス燃焼設備の老朽化に伴う更新計画が浮上。更新に当たっては会社側から担当社員へ全社的な生産コストの低減、温室効果ガス(GHG)排出量の削減など、カーボンニュートラルへ貢献する設備を選定するようにとの指示がありました。

    しかし、複数の燃焼設備を調査しつつも該当するような設備は、なかなか見つからず調査は難航。
    考え方を変えて、VOCの液化回収・再利用を念頭に吸着式回収設備を調査してみたが、回収設備への適応判断をどのように行えば良いのか懸念が発生。

    また、一般的な固定床式あるいはフィルター方式では回収液の性状、凝縮水の排水処理問題が浮上し、回収再利用での全社的なコストの低減、温室効果ガス(GHG)排出量の削減など、カーボンニュートラルへの貢献は難しいと感じ、調査が行き詰まりました。

  • 装置納入事例

    解決

    GASTAKテスト機での高評価がカギ

    回収設備を調査して行く中で、流動床式のクレハ環境に問い合わせました。GASTAKを導入した場合のGHG排出量をシミュレーションした結果、燃焼設備と比較し90%以上削減できることが分かり、カーボンニュートラルに大きく貢献すると判断できました。

    加えて、排ガスの適応評価方法として工場内でのGASTAKテスト機による実ガス回収テストを推奨され、実施したところ、処理ガスはVOC規制濃度をクリアし、回収液も再利用できる品質であることが立証されました。また、操作およびメンテナンスが容易であることも実体験できました。

    以上を踏まえ、担当社員より会社側へGASTAK導入の検討・打診をした結果、設備更新、回収再利用による生産コストの低減、GHG排出量の削減など、カーボンニュートラルへの貢献に対して、極めて高い評価となり、導入に向けて計画を進めることとなりました。