アンモニア排ガス処理設備
GASTAK:HSタイプGASTAKは、それぞれの目的に応じた設計が可能であるために、それぞれの組合せによって効率のよい、かつ安全なGASTAKを自由に選定することができます。
HSタイプの特徴としては、リン酸を添着した特殊なBACを用いてアンモニア吸着能力を強化した設備となります。
脱着したアンモニアは濃縮されており、その濃縮ガスは燃焼炉で燃焼処理、またはアンモニア燃料として再利用が可能です。また、脱臭目的として、食品工場や肥料工場からの排気ガス中に含まれる悪臭の除去用としての実績もあります。
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ガスタックHS+燃焼タイプの特徴
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リン酸を添着した特殊な活性炭
- 真球状で耐摩耗性や流動性に優れた球状活性炭(BAC)に、独自製法により高比表面積に均一にリン酸を添着し、アンモニア吸着性能を強化しています。
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多段流動床吸着部
- 吸着剤であるBACが層高15~20mmの流動床を形成し、多段の流動床で原ガス中のアンモニアを吸着除去します。 浄化されたガスは大気中に放出します。
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移動床脱着部
- BACが間接加熱され、上向流の水蒸気キャリアガスと向流接触し脱着されます。脱着したアンモニアは、濃縮したアンモニアガスとして外部で処理、または再利用します。
- 04
気流搬送部
- 再生されたBACは気流搬送により吸着部へ戻り、再びアンモニアを吸着します。